火災による死傷者をひとりでも減らすために。………NBSーN

2006年は、社員の成長を感じられた1年でした。 消防設備士の業務には知識や技術が必要なのはもちろんのことですが、社員ひとりひとりの仕事に臨む意識が大切だと考えています。 消防用設備は、日常使う設備ではなく、いざというときに必要となる設備だからこそ、設備士の意識が大切なのです。その為にも、保守点検や工事の際、『実際に火事になったら』の意識を持って作業をします。『死傷者をひとりでも減らす』その意識を持って仕事をすること、手抜きは絶対許されません。 その為、点検中、工事中でも、その設備を使用する方への説明が大切になります。せっかく設置されていても、使用方法・どのような時に作動するのかを理解していななければ意味がありません。 2006年、住宅用火災警報器の設置が義務づけられ、設置工事が始まりました。 NBSでは県営住宅等への設置工事をさせて頂きましたが、その際の社員の話を聞く度に意識の徹底がされていた、と嬉しく感じました。 例えば、お年寄りだけのお住まいには、その方と同じ目の高さになるように正座をして、一生懸命に器具の取扱説明をする社員。ハンデのある方のお宅では、その方が玄関の鍵を開けて頂くのにも大変なご苦労を頂いているのだと気付き、帰りは少しでもご負担を減らそうと介添えしながら作業をした社員。受け入れて下さる入居者の方々には、作業中のご負担を申し訳なく感じるとともに、感謝の気持ちで一杯です。と話す社員。そんな話を聞く度に、この仕事に携わっていることの喜びと、この仲間達と一緒に仕事が出来ることの幸せを実感します。 2007年も、NBSの一員として、ひとりでも火災による死傷者を減らすことができるよう仕事に臨みます。そして、消防用設備がいかに大切な設備であるかをみなさんに理解して頂けるよう努力していきます。

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