消防設備工事

第三話 公団住宅の火災報知設備を”K型”→”P型”に改修せよ

公団住宅の安全を高めるために…

老朽化し、部品の入手が難しくなっている”K型(公団タイプ)”の自動火災警報設備。
大規模改修を機に、団地全棟の火災報知設備を”P型(私設型)”入れ替える
大掛かりなプロジェクトがはじまった。

工事といえばあの男。今回も暑く…いや熱く闘志を燃やす

自動火災報知設備の全面入れ替えという大プロジェクトに燃えるのは、
いうまでもなくあの男塩田(苦手な食べ物・鶏肉の皮)。
電気・通信なんでもパーフェクトに工事をこなす”設備工事マイスター”となることが、
男塩田の密かな野望とあって、今回も「早さ」「美しさ」を極限まで追求する。

中継機の取付け

今回の改修は、老朽化した装置を時代にあったものにするだけではなく、
設備の機能アップも目的に含まれている。それを代表するのがこの中継機。
ここから住居内の感知器の点検を遠隔操作で行えることになる。

各戸・各階の感知器の配線は、最終的に受信機(防火監視盤)に集約

感知器の配線は、一階の受信機に集約される。
早さを優先しがちな塩田だが、結束の美しさ、配線の納め方にも
大きなこだわりを見せる。

住居内の作業の前に感知器にアドレスを登録

あの男・塩田発明の「登録君1号」を用い、住居内感知器にあらかじめアドレスを登録する。
これにより、戸外の受信機から遠隔操作で機能点検をするとき、
どの部屋の感知器に問題があるか、わかることになる。

住居内工事では、この男が力を発揮する

各住居の工事では、一般の住民のお宅におじゃまして工事をするため、
笑顔と感じの良さ、そして丁寧さが要求される。
NBSの「笑顔マイスター」を目指す男・渡部の活躍が光る。

寝室や台所に次々と感知器を取付けて行く

手早く、確実に、愛想良く。リズムに乗って工事が進む。

火災を知らせるためのブザー

万一のとき火災を知らせ避難を促すブザーも取付け完了!

戸外から点検を行う

設置が終わったら動作試験。
住民が留守でも戸外から点検を行えるため点検漏れがなくなりさらに安全な住宅に。

共用部の工事もどんどん進めて行く(共用部感知器)

感知器をつけかえ…。

火災を知らせる非常ベル

ベルをつけかえ…

防火戸を作動させるラッチ

火災のとき、自動に防火戸を閉める”ラッチ”も。地味だけども大切な設備。

より安全な設備へ…

NBSの消防設備士であり電気工事士でもある
現場スタッフたちの戦いは今日も続いている。