消防設備工事

第五話 未警戒の工場に差動式分布型感知器(空気管式)を設置せよ

未警戒の工場に差動式分布型感知器(空気管式)を設置せよ

未警戒の中規模工場に、自動火災報知設備を取り付けたい。
この相談にNBSが提案したのは、メンテナンスが容易で誤報も少ない
空気管式の分布型感知器の採用。
空気管式とは、管の中にある空気が火災による温度上昇で膨張することで作動する感知器だ。
高い天井によじのぼり、真っ黒になりつつ、工場の安全を確保する熱き戦いが幕を切った。

工事の概要

現場は中規模の加工工場。
一部事務スペースがあり、天井高の高い工場部分には、差動式分布型(空気管式)感知器、
事務スペースには、通常のスポット型感知器を設置する。
すべての作業は、工場が休みの一日で終えなければならない。

NBS工事精鋭部隊が現場に乗り込む

工事といえば、あの男塩田(苦手なもの:献血)だが、
今回はNBSの工事精鋭チーム(苦手なもの:若い女性)が一丸となって作業にあたった。

そして更に炎の職人が助太刀

NBSが誇る伝説の職人・長井も加わり、最強度は更にアップ。
いよいよ工事がはじまった。

今回活躍するものは、これ!

中鉄筋にパイラックを固定し、ターンバックルを取り付けて、
これに空気管を取り付けていく。

取り付けの図:その1

このように…パイラックにターンバックルをとりつけ…

取り付けの図:その2

メッセンジャーワイヤーを結びつけて…

取り付けの図:その3

これで一箇所完了!

天井に空気管を張り巡らせて行く

こうして、空気管を張り巡らせ…

検出器に接続する

エリアごとに、空気管の起点と終点を検出器に接続する。
ハンダ仕上げ中…。

工場の休みは1日しかない

おなじように、天井全体に空気管を設置して行く。
工場の休みは1日しかない。黙々と作業が進む…。

真っ黒に汚れていても心は晴れやか

工場だけに、真っ黒に汚れたが、心は晴れやか。
仲間の笑顔がまぶしい。

配管工事も行われた

今回の工事では、配管工事も行った。
相変わらずの神業を発揮したのは、もちろん炎の職人・長井だ。

事務スペースにはスポット型感知器を

事務スペースにはスポット型感知器を設置していく。

受信機への接続

非常ベルも設置し、すべての感知器を受信機につないいで
動作確認後作業完了。

工事完了!任務完了!

こうして男たちは去った。
安全になった工場を残して…。