消防設備工事

第八話 高齢者施設にスプリンクラー設備を設置せよ!

安心な暮らしを守るため

高齢者施設の火災で、たくさんの方が犠牲になったことを受け、
これまで設置義務のなかった1000m2未満275m2以上の老人福祉施設等に
スプリンクラーの設置が義務付けられた。
その期限は・・・

なんと、来年3月末まで。


法改正による高齢者施設のスプリンクラー設備設置義務に関する詳細は、特設ページを作り、姫系・安井がわかりやすく解説しているので、そちらのページを見ていただきたい(右の安井のアイコンをクリックすると、ジャンプします)。
今回のプロジェクトは、法改正により対象となった小規模高齢者施設。お年寄りの暮らしの場であるために、工事前に…

入念な打ち合わせが行われた。

(施工写真しかないため、打ち合わせイメージです。)
施設の性格上、工事は施設利用者の
「安心・安全」を最優先に進める必要があった。
また、既存施設であることから、どう設置するか入念にプランニング、
施設の利用を継続できるよう、使用状況にあわせた施工計画がたてられた。

まずは、現場に材料を搬入

搬入された材料たち

天井裏に配管を行う

天井に点検口を設け、天井裏に配管を行って行く

スプリンクラーヘッドのとりつけ

天井裏の配管に、スプリンクラーヘッドを取り付けて行く

スプリンクラーヘッドのとりつけその2

これは、バックヤードにつけたヘッド。
天井裏に余裕がない場合は、外配管で対応する。

ポンプユニットの搬入

スプリンクラー設備の心臓「ポンプユニット」が搬入され、
配管と接続していく。

漏れがないかテスト

配管・機器の取り付けが完了したら、
配管に漏れがないか、末端試験弁の圧力計により試験を行う。
まずはエアによるテスト。

エアテストクリア!

管に空気を送り圧力の変化をチェック。

続いて水圧テスト

水による漏れのテスト。

こちらもクリア!

後日、消防検査、設計者による検査、事業主による検査が行われ、施設の方に設備の取り扱い説明を行って施工は無事完了。

こうしてNBSは去って行った。
安全になった施設を残して・・・。

つづく