消防設備工事

第六話 水漏れ箇所がわからいない屋内消火栓を改修せよ!

それは一本の電話からはじまった。
大規模な倉庫の「屋内消火栓の補給水槽の給水が止まらない」という相談だった。

調べたところ、地上部分の配管に水漏れは見つからない。この倉庫に設置されている設備の構造からいって、水が漏れている箇所は、あそこしかない!中村は、確信を持った。

その場所とは、2つの倉庫を結ぶ埋設配管。
水漏れを止めるため、配管を引きなおす大規模な工事がはじまった!

 

工事の概要をご説明しよう。
この建物は、大型の倉庫が2棟が並んで建てられている施設で、屋内消火栓の配管は、2棟を結んで敷説されている。
その埋設部分の配管を新設して、地上部と接続するという工事だ。これまでの配管は、地中に直に埋設されていたが、今回は劣化を防ぐため、”暗きょ”を通し、その中に配管を通すことになった。

まずは、堀起こす部分に、しるしをつけて、カッターを入れてアスファルトをはがしていく。

そして土を掘削機でやわらかくして、ひたすら掘る掘る掘る!

掘った穴をきれいにととのえ、下地処理を施し…

コンクリートを流し込んで一日目終了!