火の気がある場所（火災が起きやすい場所）を中心に、バランス良く配置することが必要です。
一般家庭では、台所の周辺だけに偏らず、寝室や廊下、階段の上下、屋外にも1～2本設置すると安心です。設置方法は以下をご覧ください。

ガスコンロやストーブなど火気の近くは絶対に避けてください。

厨房など常に水が床に飛散するところでは、壁掛けにするか、置き台に乗せてください。

雨風にさらされる屋外では必ず格納箱に収納してください。

備え付けの高さは１.５ｍ以下にしてください。棚の上などの高いところはさけてください。

必ず“国家検定合格品”を購入してください。
事業所や集合住宅など、まとめて買う場合は専門店へ。ご自宅用に数本ならDIYなどへ。

“国家検定合格品”には必ずマークが付いています。
消火器の左下（右図参照）に、検定合格マークが付いています。
購入時、注意して見てください。

また自治省消防庁と建設省の協力のもと、 住宅防火対策推進協議会を設立、住宅の特性に合わせた誰にでも扱いやすく、 役立つ住宅用防災機器等には“住宅防火安心マーク”が貼付されています。
お買い求めは、設置後の定期点検や廃棄のことなどがある為、事業所や集合住宅用に、ある程度まとめて購入する場合は、お近くの専門店でお求めになることをおすすめします（NBSもご検討を！数量によりお値引きあり・笑）。
ご自宅用に数本ならDIYの方が安いですし、最近は廃棄にも対応してくれているようです。お近くのお店にご確認ください。

誰にでも使えます。使用方法を確認しておきましょう。

女性の方は「使い方がむずかしそう」とか「重くて持てないのではないか」と思われがちですが、そんなご心配はいりません。肝心なのは落ち着いて使用することです。また、イザという時に消火器があるという安心感が、落ち着きをとり戻すことにつながります。ご購入の時に、実物を手にして使い方の説明を受ければ一層よく分かります。また避難訓練などにも積極的に参加して、一度使用してみるといいですね。
ご家族の方すべてに徹底することもお忘れなく・・・。

＜注意＞消火器は、器種により使用方法が異なるものもありますので、あらかじめ、身の回りの消火器の使用方法をご確認下さい。

役立ちます。成功率は66.0％です。ただし…

下図を見て頂ければわかると思いますが、消火器を使っての初期消火活動は、66.0％が成功しています。
ただし、初期消火で消火器を使用しようとした割合は、全体の25.8％。使われている場合には、火災1件あたり、2.5本しか使用していないとのデーターが出ています。住宅火災では、いきなり大きな火が出ることは殆どありません。初めは小さな火です。炎が天井に届かない程度の火なら、消火器での消火が可能です。家庭でも、玄関に1本、キッチンに１本、２階に１本ぐらい備えておきたいものです。
※初期消火とは「火が床など横に広がっているだけの間、あるいはカーテンやふすまなどの立ち上がり面に火が移った時までに火を消すこと」です。天井に火が移ったら、素人の手には負えません。その際は速やかに避難して下さい。

違います。火事の種類は3種類。それぞれに適応した消火器があります。お宅にある消火器の表示をチェックしてみましょう。

火災はその性質により、Ａ火災・Ｂ火災・Ｃ火災の３種類に分けられます。
消火器には、適応火災を示す色マークがついています。各々の火災に適応するものを使用して下さい。 組み合わせて使えば、より効果的です。