消防設備工事
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ
今回のプロジェクトは、訓練用の建物に避難器具を取り付けるというミッション。
防火管理者講習の受講者などに、避難器具の作動や避難の仕方を体験してもらうための工事だ。
この工事で、「斜降式救助袋」の設置を行ったので、そのレポートしてみよう。
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(2)斜降式救助袋とは
斜降式救助袋とは、上階の窓などから袋状の滑り台を使って避難するための器具である。
これを訓練棟のバルコニーに設置するのだ。
(救助袋には、このほかに袋の中がらせん状の構造になっている垂直式がある。)
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(3)取り付け前の図-1
これが今回取り付ける斜降式救助袋だ。
これをどこにつけるかというと…
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(4)取り付け前の図-2
ここに取り付けていく。
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(5)位置決め
まず位置決めをして…
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(6)アンカ-の穴をあける
ドリルでアンカーを入れる穴をあけていく。
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(7)アンカ-取り付け
設備を固定するのは打ち込みアンカーだ。
まずは穴にアンカー芯を差し込んで…
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(8)アンカーの外周部を打ち込む
つぎに、アンカーの外周部を打ち込む。これによって、コンクリートにしっかりと固定される。
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(9)防水処理
忘れちゃならない防水処理。
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(10)土台に金具を設置
アンカーボルトに土台をはめ込み、更に金枠を取り付ける
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(11)金枠をアンカーに固定
トルクレンチを使用して、1本600kgの力で、しっかり止めつける
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(12)救助袋を止めていく
金枠に救助袋をしっかりつけて…
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(13)階上作業完了
カバーをつけたら、階上の作業は完了。
次は地上作業だ。
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(14) 位置決め作業
まずは、救助袋の出口を止めつける位置を測る。
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(15) 位置決め作業-その2
止め金具をつける位置が決めてマスキング。
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(16) 地上止め具の穴あけ
地上にとりつける止め具を地中にしっかりとりつけるためにアスファルトに穴をあける。
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(17) 止め具の打ち込み
下処理をした穴に、コンクリートを流し、止め具を打ち込む。
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(18) カバーの取り付け
止め具のカバーをとりつけて、更にコンクリートで周りを固める。
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(19) 仕上げ処理
最後に、モルタルで上部をきれいにならして…
訓練用の建物に斜降式救助袋を設置せよ:(20) 地上作業完了
これで、地上作業(2箇所)も完了!