マンションの消防用設備全面改修(T)
先日、千葉県内のマンションで約1ヶ月(実質工事日数6日)に渡った消防設備の改修工事が無事終わりました。
工事の内容は消火器・自火報感知器・誘導灯・避難器具の交換と連結送水管の耐圧試験。 特に避難器具は避難ハッチ15台、緩降機2台とボリュームがありました。
今回の工事はNBSで点検して判明した不良箇所の改修工事でしたが、点検当日は不在の居室もあり避難器具は点検出来ていない部屋もありました。ただ、点検できた部屋と同様に腐食の可能性が高かったため、オーナー様のご希望で、設置されている全箇所の交換となりました。
交換対象は全17世帯。その全ての入居者の方と日程を調整して工事を完遂するのは非常に難しかったです。
まずは交換工事にあたっての現場調査。それから器具の製造がスタートし、納期が確定。 納期がわかると今度は工事日設定のため、入居者の方との日程調整に入ります。駅近の物件ということもあり、ほとんどの方が日中は不在。調整は難航しました。それでも、代理の方が立ち会われたり、仕事の都合をつけてくださるなど、たくさんのご協力をいただき、無事工事が完了しました。結果的には予定通り、4日半で収めることが出来ました。
工事後には「今まで避難器具があるなんて思わなかった。交換して綺麗になって安心だ」という声が多く、工事でお騒がせしたのに、逆にたくさんの感謝の言葉をいただきました。
消防用設備の不良箇所が全て改修された建物を後にする瞬間は、使命を果たした充実感でいっぱいになりました。