あれがあったら(W)
先月の日誌に書いた○○駅周辺ビルの自火報・非常放送設備のリニューアル工事も決まり、今月の中旬から長井さんと共に工事を行っている。幹線の引き替えも終わり、現在は各階のテナントに入り現状の消防法に則った感知器やスピーカーの設置工事が進んでいる。機器収納箱からの配線も全て引き替えているのと、テナント内には感知器の未警戒やスピーカーの報知不足などがある為、順調とは言えないが今までの長井さんの経験を生かし工夫して作業している。そういった現場なので、作業中長井さんに「ここは工具のアレがないと工事ができないよ」という事や「工事備品のアレが必要だなぁ」と言われる事がある。確かに現場の全てのテナントを見られた訳ではないので、ある程度の備品は用意していたのだが、いざ工事を行ってみると自分の見積もりの甘さが見えてきた。工事では工事備品がない事により想像以上に手間がかかる事があり、工事を終えて考えてみると、あの工具があればあと2日早く工事を終えられたと思う事があった。今回の経験を生かして、今後の見積もりはどんな状況になっても対応できるものにしなければならないと痛感している。