初めての経験で学べるもの(A)
先日、変電所内で工事をしました。当初聞いていた話では、何かのモニターを移設するという内容でしたが、実際現場へ行ってみると『超高感度環境モニター』という自火報受信機ほどの大きさの物がついており、それを移設するということでした。
まず驚いた事が、さすが電力会社といった感じで、”TBM−KYミーティング”が、最初に行われたことです。これは危険を予知し回避する為の朝礼で、管理の方もしっかりしていました。電力の安定供給がモットーだけあって、各配線の絶縁抵抗を測ってから作業したり、ドリルを使うにも金属管等アースに触れると電源が落ちるドラムを使ったりと初めての経験がいっぱいでした。
肝心の工事の内容はといいますと。初めて見る機械で、機能は煙感知器ですが、普通の煙感知器の20倍程感度がいいものでした。天井に配管を張り巡らせて、それに下から小さな穴を開けていて、そこから入ってくる少量の煙をビームで感知するといった設備です。
感知の種類も『注意』『警戒』『異常』と3段階あって、それぞれ警報出力等の動作をします。今回のような普段関わらない工事を経験すると、技術以外にも学ぶものがたくさんあり、もっとレベルアップしたいと闘志が湧いて来ます。