ワイヤー調整(W)

Nbs091126_2今日は、某市文化会館の改修工事に行ってきた。 防火ダンパーなどの交換工事を終えた後、消防設備点検時に不良となっていた排煙口にかかる。 これが、排煙口手動装置を引っ張っても排煙口が開かない状態で、かつ物は大型、しかも10mぐらいの高場といった、ちょっとたじろぎたくなる難関具合だ。 まずは、手動装置側と高場の排煙口側に別れ、グリース等を塗り何度も何度も開閉を行ったが、何も変わらない。 手動装置をバラし、ステンレスワイヤーの確認をした所、排煙口が開いてもステンレスワイヤーがまったく動かない状事がわかる。一度チューブで覆われたステンレスワイヤーごと引き抜き、滑りをよくする為にシリコングリスを塗って再挑戦。すると、全開を100%と考えた時の85%程度まで開くように! その時、ステンレスワイヤーに若干のクセがついていて、そこで引っかかっている事に気付いた。 同じ太さのステンレスワイヤーを一応用意していたので、それに抜き変えて再々挑戦。すると、すんなり全開!!無事作業完了となった。 さらっと流れを書いたが、作業的には実に3時間近くかかった。 でも、全開した排煙口を見て、とても喜んでくれたお客さまを見て、諦めずに何度も挑戦して良かったと、疲れも吹っ飛んだ一日だった。

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