誘導灯-木下



都内の消防設備点検に行って来た。
竣工後、間もない防火対象物だが、誘導灯の種別が不適だった。 階段室入口の防火戸手前に、廊下18mをカバーする形で通路誘導灯B級が設置されている。 階段室前は通常、避難口だから、避難口誘導灯であるべきだ。 防火戸閉鎖時には避難口の扉にもなり、その意味でも避難口誘導灯が基本となる。
また、通路誘導灯B級は15mまでしかカバー出来ないので、誘導灯から18mの廊下ではそもそも設置個数も足りない。 この問題を解決するには、シンプルに通路誘導灯B級を避難口B級の矢印付に変更することだ。 避難口B級の矢印付は20mをカバーし、避難口がそこにあることを矢印で示してくれる。
設計では避難口B級矢印付だったのに、何かの手違いで通路灯B級が設置されてしまったのだろう。

建物を利用する方の安心と安全を守るのが我々の使命。
正しい知識と確実な技術で、今日もどこかでNBSはがんばっている。

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