部屋の感知器と私(T)

塩田さんが開発した『登録君1号』を使用し、 感知器作動試験及びアドレス登録・シール貼りの任務を遂行しました。 とは言っても、初めての作業に何が何だか分からない…。 カンチキノサドウカクニン??? アドレストウロク???先輩から器具の操作方法、感知器のセッティング、 一通りの作業を実際に見せてもらい、いざ開始!! あれっ、うまく感知器を差し込めない… うっ、エラー音が鳴っちゃった…。 先輩のようにテキパキできない…。 こうして1日目はただただ必死に任務を終えたのでした。 さて2日目。 早速『登録君1号』を用意し、アドレス登録する感知器の番号をあらかじめ箱の左上に記入し、 必要なシールを準備し、作業開始。 感知器の差し込み方はコツをつかんでリズムよく。 一度に5個登録し、外部試験器から遠い一番左側の感知器にもアドレスが登録されているか確認作業も忘れずに…。 1箱10個入りなので、10個の登録が終了したら登録した番号のシールを貼り付ける。 箱を閉じて左上の登録番号の右側に『済』印を押して完了。 定温式の感知器はショートさせないよう(白のコードと赤のコードが接触しないよう)慎重に登録。 作業も半ばになると効率良く作業する事や1箱に掛かる時間をもう少し短縮できたら…と考える余裕さえ出始め、感知器の登録って…んだか… 『おもしろい−−−−−−−−−−−!!』 すべての登録が終わった時はちょっぴり寂しいような気持ちすらしました。 見た目は地味で内職的な作業ですが、この作業を経てはじめてお客様の室内に取り付けられるのです。 遠隔試験機能付の感知器を取り付ける事によって、お客様が留守の時でも外部試験器での点検が可能になります。 現在、日本のサラリーマン世帯のうち、専業主婦世帯を共働き世帯が逆転するデータが発表されています。 共働きの場合、『消防設備点検を受けたくても(仕事で留守の為)点検を受けられない』事例も少なくない現状です。 今後、遠隔試験機能付の感知器が普及し、共働きのお客様の安全も確かめられ、お客様が安心してくらしていただけるようになればと願っています。

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