バッテリー容量計算(T)
先日非常警報設備の操作部の交換工事がありました。
既存機器は一回線用の操作部で、後継機器はサイズも一緒。ただ一点違うのは、バッテリーの容量が既存機器では1.2AHなのに、後継機器では0.9AHになってしまうことでした。
しかしこれが大問題!現地の機器構成からバッテリーの必要容量を計算すると約1.1AH。つまり後継機器では容量が足りないのです。バッテリー容量が不足しないように機器を選定すると、残念ながら多回線用となり機器も当然サイズアップ。金額も跳ね上がります。
この状況を打開したのが小林さんのこの一言。「表示灯をLEDに替えちゃえば?」
一気に目の前の闇が晴れるような感覚でした。なるほど!その手があった!
非常警報は火災報知器とは違って、バッテリー切り替え時にも表示灯を点灯させる必要があり、その分容量の大きなバッテリーが必要になります。実は容量の割合で考えてみると、この表示灯が意外にも大半を消費していたのです。その表示灯を省エネ化するとは考えつきませんでした。
すぐにLED電球に替えた場合の容量を計算してみると、なんと0.7AH程度!やりました!
こうして余計な費用もかけず一番スムーズな工事となり、一つ責任を果たせたと感じました。