今年の一文字 「恕」(じょ) ………NBS
子頁問ひて曰(い)はく、
「一言にしてもって終身之を行うべき有りや」
子曰く「其れ恕(じょ)か。己の欲せざるところは、人に施すことなかれ」
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子頁が孔子にお尋ねして言うには、
「一つの言葉だけで、一生涯、この言葉の内容を実践してゆく値打ちのある、そのような言葉があるでしょうか」
先生が答えて言うには「それは恕という言葉だな。恕という言葉の内容は、自分がしてほしくないことを、人にしてはいけないということだ」
今年の一文字というよりも、常に私の心にある一文字であり、NBSスタイルの基本にある一文字でもある。先月、2006年の総括の中で、「2007年のテーマは、大きな飛躍を目指しての『第二の創業』」と書いたが、成長する勢いの中で、大切なものを見失ってはもとも子もない。勢いにもまれても、ぶれずに前に進む覚悟を込めた。