恐怖(D)
恐怖の瞬間は突然訪れた。
某駅前ビルの点検で、W先輩から「降りる!?」の一言が。そう、緩降機である。
先日の日誌に「次は緩降機に挑戦したい」と書いた手前断ることも出来ず。
今回は3階からの降下でしたが、器具を装着し窓枠に腰掛けてみると…。これが非常に怖い。
一歩がなかなか踏み出せず、「いきますよ!」を5回くらい言ってようやく降りることが出来ました。
溺れる者は藁をも掴むという諺もありますが、恐怖心から降下中もロープを掴もうとしてしまいました(当日は軍手をしていたから良かったものの、素手ではヤケドをします)。
救助袋や緩降機といった避難器具は使う機会がないにこしたことはありません。しかし万一の時に使えないのでは意味がないので、消防設備の仕事に従事する者としてしっかりとマスターしていきたいと思います。
尚、今回の点検は駅前のビルですので降下中は注目の的であったことは言うまでもありません。