杉本に贈る言葉(NBS)

杉本のことをご存知だろうか? 乙六に受かった瞬間をビデオ撮影され、ムービーをNBSサイトで晒された杉本。NBSの駆け出し消防設備士として、仕事についていこうと、必死だった杉本。時々NBS-Sのハンドルネームで、なかなか味のある日誌を書いていた杉本。とにかくどこでも走っていた杉本。「消防士になりたい」その夢を追いかけていた杉本。 この春、あの杉本が、NBSを巣立って行った。そう、消防士という夢を叶えて…。
NBSホームページをご覧の皆様、お久しぶりです。元NBS-Sこと杉本です。 この度ホームページ上で「杉本卒業特集」を作成するということで、卒業に華を添えて頂くことになりました。早いもので消防官として働き始めて、まもなく半年が経ちます。 NBSの門を叩いたのは2005年の秋。私が消防官になる夢を諦めていないこと承知の上で温かく迎え入れて頂きました。 また、中村社長をはじめ、プロフェッショナルナルな先輩方と共に働けたことは、私にとって貴重な財産になったと感じます。 消防設備の仕事は、消防設備士という国家資格のもとに行なえる特殊な業務の為、昔からプロフェッショナルとは言いかねる会社も存在するそうで、「常に上のレベルを目差せ。下を見たらきりがない。ベストを尽くせ。」というのがNBS精神だと教わってきました。 消防官にも同じようなことが言えると思います。 現場に出ればミスは絶対に許されません。 その為、毎当務、体力練成や資器材取り扱い訓練をします。 防火衣と空気呼吸器を合わせると約20キロ。災害現場での作業時間を把握する意味もあり、自分自身の限界点を知っておかなければならないので、倒れる寸前まで追い込まれることもあります。まさに「ベストを尽くす」です。 24時間当務が終わって家に帰ればバタンキューな状態ですが、消防官として働ける喜びを噛み締める毎日です。 物心ついてから阪神淡路大震災、9・11同時多発テロ、福知山線脱線事故、新潟県中越沖地震・・等、一瞬にして多くの大切な命が奪われる場面を見てきました。そして、その度に災害の最前線で活躍する消防官の姿を見てきました。 どうしても、どうしてもなりたかった消防官にようやくなることができました。 公務員という職に驕らず、勤続10年、20年、30年、と何年経っても常に目標を持ち続け、それに対し努力出来る消防官に私は必ずなります。 NBSでお世話になった者として、ならなきゃパンチです。本当に。 せっかくの機会なので、この場を借りて宣言します。 最後になりますが、NBSを通してお世話になった皆様、公私共に多大な厚意を賜り、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。  杉本政士

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