防煙スクリーン安全装置(T)

150929_1県内テナントビルの消防設備点検に行って来ました。 このテナントビルには、エスカレーターを区画するために、防煙スクリーンが設置されています。 煙感知器作動に連動してスクリーン降下試験をしたのですが、危害防止装置用リールコードの被覆が破れており、手動起動装置の異常表示ランプが点灯しました。 150929_2異常が出ると同時に電動スイッチがワンショットで自動昇降しなくなり、電動スイッチを押し続けていない限りスクリーンが昇降しなくなりました。 防煙スクリーンの挟まれ防止用に設置される危害防止装置に異常が発生したため、自動昇降による事故が起きないよう、自動昇降機能が無効になったのです。 フェイルセーフが機能しているということです。 安全装置が効かない場合の対応策がしっかりとられていることに改めて感心しました。 我々の日常業務でも、KYミーティング、ツールボックスミーティング、リスクアセスメントを実施することにより、安全対策を2重・3重に行っています。 万が一の事故を未然に防ぎ、安全を確保する。 想定外を想定内にする、最悪の事態を想定しながらベストを尽くす。 これが、NBSのモットーです。

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